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オアちゃん

社長ブログ

Archive for 2008年 11月

輝くひととき‘‘めぐりめぐって‘‘

2008 / 11 / 27

先日、筑波の友人からトラクトを数枚いただきました。

その中のひとつの物語に心を打たれましたので紹介します

ある夕方、ブライアンは田舎道を運転し、家に向かっていました。

寂れた町での職探しは、彼のくたびれた車のようにスローだった。

だが、あきらめるつもりはなかった。工場が閉鎖されて以来、失業中で、冬の訪れとともに

家計も寒々としていた。人気のない寂しい道路。この町から出てゆくので無い限り、

車を走らせる理由もないようだ。友人も皆、去っていった。養うべき家族もいるし、

夢だってあるから、当然かもしれない。それでも彼は残ることにした。

生まれ育った土地だし、両親の墓もある。この道だって、目をつぶって運転しても、

両側に何があるかわかるほどだ。ヘッドライトが壊れている日には、とても役にたつ。

日が暮れて、雪もちらつき始めた。「急いだ方がいいな」彼はつぶやいた。

そんな時、道路の脇に老婦人が立ち尽くしているのに気づいた。どうやら助けが必要らしい。

彼は婦人のベンツの前に車を停め、外に出た。後ろで

おんぼろ車はまだ変なエンジン音をたてている。彼が笑顔でも、婦人は不安げだった。

もう一時間ぐらい誰も止まってくれなかったのだ。

(この男は、いかにも貧乏そうだ。安全とは言えない。もし危害でも加えられたら・・・)

そうした心配が見てとれた。その気持ちはわかる。恐れで凍えている様子だ。

「助けましょうか。暖かい車の中で待っていてください。僕はブライアンです。」

ただのタイヤのパンクだったが、年配の婦人にとっては一大事だった。

ジャッキを取り付けるために車の下にもぐった時に手の甲を何度かすりむいた。

タイヤの交換は難なく終わったが、服は汚れ、手は痛かった。

ネジを締めていると、婦人は窓を開けて話しかけてきた。セントルイスから帰る途中だった

そうだ。彼の助けには感謝してもし切れないと言った。ブライアンは微笑み、

ベンツのトランクを閉めた。御礼にいくらあげたらいいかと聞かれた。

ブライアンが助けていなかったら、どんなことになっていただろうかと思うと、

どんな額でも払おうと言う気持ちだったのだろう。

しかし、ブライアンはお金のことなど考えてもいなかった。仕事でしたわけじゃない。

単に困っているひとを助けたに過ぎない。これまで、自分も大勢の人たちに助けてもらってきた。

こうして助けるのは当たり前だし、そのためお金をもらうなど考えられなかった。

そこで、こう言った。

「本気で御礼のことを考えてらっしゃるなら、今度、誰か困っている人に出会った時に、

今日のことを思い出だしてその人のために何かしてあげて下さい。」

ブライアンは、婦人が無事に車で走り去るのを見送った。寒く憂鬱な日だったが、

家路につくブライアンの心は温かかった。

さて婦人は少し走ったところで小さなカフェを見つけた。ふと、何かすこし食べて温まりたいと

考えた。さびれたレストランで、外は古いガソリンの給油タンクが二つ並んでいた。

この老婦人には見慣れない光景だ。

出てきたウエイトレスは、婦人の髪の毛が濡れているのに気付くと、拭くためにきれいな

タオルを持ってきてくれた。彼女は妊娠しており、しかも臨月に近いようだが、

いかにも大変、などといったそぶりは全く見せず、快活な笑顔が印象的だった。

婦人は、この貧しそうな人がどうして見知らぬ人にこんなに親切に出来るのだろうとかと

考え、ブライアンのことを思い出した。食事を終えると、婦人は100ドル札で支払いをした。

そしてウエイトレスがお釣りを取りにいっている間に、そっと店を出て行った。

ウエイトレスがテーブルに戻った時は、すでに車が出た後だった。

お釣りを受け取らずに客が行ってしまったので、あわてて周りを見渡すと、

ナプキンにメモが書いてあるのに気づいた。それを読んだ彼女の目には涙があふれていた。

「ただ気持ちです。ちょうど同じように、私も他の人に助けてもらったから。

この愛の輪が広がるのをあなたの所で止めないで下さいね。

ーそれが何よりのお返しになりますから。」まだ客もいるし、かたづけなどの仕事も

残っているが、この一日も切り抜けられた。家に戻ってからずっと、あのナプキンに

書かれていたことを考えていた。あの人はどうして私達にお金が必要だって

分かったのかしら?生活は厳しくなるばかりで、来月には赤ん坊も生まれる。

夫がどんなに気を病んでいるか分かっていた。彼女は隣で寝ている夫にキスをして、

こうささやいた。「すべてはうまくいくわ。アイラブユー、ブライアン」